弁護士 木村康之のブログ

世田谷区・経堂の弁護士です。身近な法律問題についての情報を発信していきます。

新型コロナウイルス療養記①ー感染から隔離までー

2022年4月4日に新型コロナウイルス陽性となり、4月5日〜11日まで宿泊療養施設に隔離となっておりました。
(これに伴い、予定の変更に快く応じてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました…!)

コロナにただ感染して隔離されて終わるというのもなんだか癪なので、せめて、感染から現在までの顛末を記録しておこうと思います。

現在のコロナ感染対策が今後いつまで続くのかは分かりませんが、感染対策が変更になるまでの間、どなたかのお役に立てば幸いです。

2022年3月31日(木)(ほぼ間違いなく感染日)

この日の19時ころ、用事があって1時間ほど立ち寄った場所があったのですが、そこでの会話のお相手が、
・マスク越しからも明らかなくらい鼻水ズルズル
・会話の途中で喉スプレー使用
と、体調不良なことが一見して明らかでした。

とはいえ、用事を済ませずに帰るわけにもいかず、こちらでできる範囲でなるべく距離を取り、会話も手短に済ますようにしましたが、1メートル以内(マスクはこちらは不織布、お相手は緩めの布マスク、アクリル板等はなし)での会話が計5分くらいはありました。

ちょっと感染が心配になる状況だったので、用事を済ませたら真っ直ぐ帰宅し、すぐに着用していたマスクを捨て、手指はアルコール消毒し、服は洗濯しました。

2022年4月1日(金)

日中は普通に事務所で仕事をしていましたが、20時ころ、帰宅している途中でなんとなく喉に違和感があるようなないような…。倦怠感もあるようなないような…。

前日の出来事もあったので、一瞬、ホテルで自主隔離しようか迷ったものの、「まだ24時間しか経ってないしさすがに発症はしないよな…。」「(喉の違和感は)単に過敏になっているだけ。」「(倦怠感は)週末で疲れているだけ。」と自分に言い聞かせて帰宅。

同居家族と一緒に自宅で食事をし、いつもどおり就寝しました。

2022年4月2日(土)

この日の明け方から徐々に倦怠感が強くなり、11時の時点で37.4℃の発熱(喉は違和感程度)。
37.5℃は下回っていたものの、ここ2年間一度も発熱したことはなかったので、この時点でコロナに感染したことをほぼ確信しました。そのため、すぐに自宅の一部屋を隔離用にセッティングし、近所の発熱外来を探して予約し、14時にPCR検査へ。
検査結果は翌日正午以降に電話で通知するが、混雑状況によっては翌々日になることもある、とのこと。

検査から帰宅した後はひたすら隔離用の部屋に閉じこもりましたが、15時くらいから熱が38.5℃まで上がったので、飲み物だけ家族に部屋の前に置いてもらい、それを飲みながら翌日まで寝てました。

2022年4月3日(日)

朝の時点で熱は37.1℃まで下がっていましたが、その後は37℃台前半がダラダラと続き、19時にようやく36.8℃の平熱に。
喉も、前日から「痛い」と「違和感」の間を行ったり来たりしていたのが、「違和感」だけになりました。ただ、この日の夜から空咳が少しずつ出るようになりました。

体調としては普通の風邪という感じだったので、調子が良いときは起き上がってパソコン見たりしていましたが、隔離用の部屋からはトイレ以外では一切出ず、風呂も家族が寝た後に入りました(食事は家族にドアの前に置いてもらう)。

PCR検査の結果をずっと待っていましたが、結局この日は電話が鳴らず、翌日へ持ち越しに。

2022年4月4日(月)

朝の時点で、熱は36.8℃の平熱。喉の違和感は強く、咳は少し出るものの、無理すれば仕事に行けないこともない、くらいの体調でした。

土日の2日間で症状が落ち着いたので、「これは、もしや陰性もあるのか!?」と一瞬期待しましたが、8時過ぎに病院の医師から「検査結果、陽性で戻ってきてますねー。こちらから保健所には連絡しておきますんで。お大事に。」という電話があり、淡い期待はあっさり崩れ去りました。

この時点で、最短で4月10日(日)までの隔離は決定したので、隔離場所の確保と仕事関係の予定変更が喫緊の課題になりました。

宿泊療養の申込みから決定まで

私の場合、同居家族の関係で宿泊療養を希望していたので、9時過ぎに東京都の宿泊療養申込窓口に電話しました。
が、保健所のシステム(HER-SYS)への登録が完了したことが確認できないと手続が進められないとのことで、いったん折り返し待ちに。

その後、11時過ぎくらいに宿泊療養の担当者から折り返しがあり、宿泊療養を申し込みましたが、
・宿泊療養施設に入れるのは最短でも申込みの翌日になる
・施設に入る日の前日夕方以降に、詳細について担当者から電話で連絡する
とのこと。

そのまま自宅の隔離用の部屋で待機していると、その日の18時過ぎに、
・宿泊療養施設が決まったので、翌日の午前中に施設に移動することになる
・移動については公共交通機関が使えないので、移動用の車を自宅近くまで向かわせるが、場所や時間については当日連絡する
との連絡がありました。

仕事関係の予定変更

そんなわけで、宿泊療養を申し込んでからは特にやることもなく、体調もそれほど問題なかったので、4月10日(日)までに入っていた予定の関係者に事情を説明して予定を変更してもらい、あとはできる範囲で仕事をしていました。

保健所からの連絡はSMSのみ

コロナ陽性になると、保健所から電話があってあれこれ事情を聞かれるのかと思っていましたが、HER-SYSへの登録が終わったタイミングと思われる10時ころに厚生労働省からCOCOAへの登録を指示するSMSがあったのと、11時ころに保健所からMyHER-SYSという健康管理システムに毎日の体調を入力するよう指示するSMSがあっただけでした(後者については、隔離期間が終わるまで毎日来ました。)。

保健所からの連絡を待たず、宿泊療養施設を自分で申込みましたが、振り返ってみると、その方が話が早く進んで良かったのではないかと思っています。

翌4月10日(火)には宿泊療養施設に移動しましたが、こちらについては次の記事に書きます。