02-04 債務整理
このブログをご覧になられた方から,質屋に対して過払金の返還を請求したいというご相談をいただくことが増えてきました。 ご相談にお越しいただくにあたって,是非お願いしたいことが1つあります。 「質札」については,質屋との取引が継続している間に,…
事案の概要 依頼者が質屋に質物を預けて借り入れをし,その後10年以上継続して利息を支払っていた事案。 弁護活動と結果 利息制限法の制限利率に引き直せば既に元金は消滅しており,過払金が発生していると主張して,質屋に対し,質物の返還と過払金の支払…
事案の概要 負債総額が約170万円で,そのうち約60万円をFX取引で費消していた事案。 弁護活動と結果 通帳の履歴からFX取引で費消した金額を特定し,裁判官との面接で事情を詳しく説明したことで,破産管財人が選任されることなく破産手続が終了とな…
事案の概要 消費者金融4社に対する債務整理(任意整理)の事案。 弁護活動と結果 4社に対して受任通知を送り,各社から送られてきた取引履歴を利息制限法の制限利率に引き直して計算したところ,1社に対して過払いがあることが判明した。そこで,この1社…
質屋営業法第36条の制定経緯 出資法の制限利率の引き下げ 質屋については,出資法の制限利率の引き下げから除外された 質屋営業法第36条の利率が悪用されるのではないかという危惧 質屋営業法第36条の制定経緯 出資法も質屋営業法36条も,昭和29年…
質屋を装うヤミ金 問題の背景にあるのは 質屋営業法第36条による出資法第5条2項の読み替え 質屋営業法第36条が存在する理由は… 質屋を装うヤミ金 『質店装うヤミ金、摘発強化=年金口座から取り立ても-警察庁』 (時事ドットコム) ヤミ金が,質店を…
質屋に対する利息制限法の適用と,同法第1条2項の関係 利息制限法第1条2項についての最高裁判例の出現 昭和39年11月18日最高裁大法廷判決 昭和43年11月13日最高裁大法廷判決 最高裁判決の射程は質屋にも及ぶ 質屋に対して過払金返還請求をす…
質屋営業法第36条は,質屋が行う金銭の貸付における利息について利息制限法の適用を否定するか 質屋営業法第36条が制定された経緯 昭和29年当時の利息制限法が質屋に及ぼす影響 出資法の制定が質屋に及ぼす影響 質屋営業法第36条の趣旨 質屋について…
質屋が行う金銭の貸付における利息は「金銭を目的とする消費貸借における利息の契約」(利息制限法第1条)に該当するか 質屋が行う金銭の貸付の性質 質屋が行う金銭の貸付に含まれる2つの契約 利息制限法,質屋営業法の立法者意思 昭和29年当時における…
質屋に対する利息制限法の適用の有無 利息制限法の定め 質屋営業法の定め 質屋営業法第36条による,出資法第5条2項の読み替え 利息制限法と,質屋営業法第36条による読み替え後の出資法第5条2項の関係 利息制限法第1条の定める利率 出資法第5条2…
貸金業者に対する過払金返還請求 質屋に対する過払金返還請求は可能? 貸金業者に対する過払金返還請求 利息制限法の制限利率を超えて利息を支払った場合に,貸金業者に対して過払金の返還請求ができる,ということは広く知られているところです。 質屋に対…