あれから10年。
東日本大震災の時は、当時勤務していた事務所の執務室で、同室の弁護士3人で立ち話をしていました。
揺れ始めた時は気にせずに話し続けていたものの、あっという間に尋常ではない揺れになり、後輩の「ぼ、僕そろそろ避難します!」の声を皮切りに、3人とも机の下へ。
揺れでへし折れそうな机の脚を支えながら「あ。これ、この建物崩れたら死ぬわ。」と思ったのを鮮明に覚えています。
揺れが収まって外に避難し、落ち着いてから事務所内に戻ったものの、立て続けに起こる余震で仕事どころではなく。
電車も止まり、道路も大渋滞で動く気配がないので、家まで2時間くらいかけて歩いて帰り、ニュースで東北の甚大な被害を知りました。
10年後、今度は新型感染症の蔓延が起こるとは夢にも思っていませんでしたが、早く平穏な生活が戻り、復興が進むことを願っています。