弁護士 木村康之のブログ

世田谷区・経堂の弁護士です。身近な法律問題についての情報を発信していきます。

医療記録(カルテ)の翻訳

医療過誤,交通事故や労災事故などに関係する裁判の証拠として,カルテを裁判所に提出することがあります。

このカルテですが,裁判所法第74条で,

『裁判所では,日本語を用いる。』

と定められているため,裁判所に提出する際には,ドイツ語や英語で書かれている箇所を日本語に翻訳しなければなりません。

私の場合,カルテの分量があまりにも多ければ翻訳業者にお願いしていますが,費用も時間もかかってしまいますので,なるべく自分で翻訳するようにしています。

最近は電子カルテも普及してきており,また,ドイツ語ではなく英語が用いられていることが多いため,翻訳しやすいカルテも増えてきていますが,手書きで文字が潰れているような場合には解読に難儀します。