免許取消や免許停止の処分について相談するタイミング
免許取消や免許停止の処分について,相談するのはいつが良いのか,というご質問をいただくことがあります。
意見の聴取より前がベスト
免許取消や免許停止の処分を争う場合,手続としては,
①意見の聴取
②公安委員会への異議申立て
③裁判所への取消訴訟の提起
がありますが,ご相談いただくのは,①意見の聴取より前,がベストです。
具体的には,遅くとも,意見の聴取の期日等が記載された「意見の聴取通知書」が届いた段階でご相談いただくのが良いです。
意見の聴取より前に相談した方が良い理由は…
なぜかというと,意見の聴取について,道路交通法104条2項は「意見の聴取に際しては、当該処分に係る者又はその代理人は、当該事案について意見を述べ、かつ、有利な証拠を提出することができる。」と定めています。
この「当該事案について意見を述べ、かつ、有利な証拠を提出する」ことを行わなければ処分を争うことは難しいですし,これを効果的に行うためには,意見の聴取より早い段階でご相談いただき,有利な事情や証拠を集める必要があるからです。
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