弁護士 木村康之のブログ

世田谷区・経堂の弁護士です。身近な法律問題についての情報を発信していきます。

Web会議向け設備の導入

労働審判のような、弁護士と当事者が揃って参加することが多い手続についても、Web会議システムを利用して審判・調停期日が行われるようになってきました。 通常の民事裁判の期日のように、基本的に代理人のみが出席する裁判期日については、執務室のPCか…

相続における特別受益の取扱い(特別受益と期限)

令和5年4月1日より、相続開始後10年を経過した場合には、原則として特別受益・寄与分の主張ができなくなります(民法904条の3)。 このルール自体は分かりやすいのですが、特別受益については、場面毎に異なる期限が設定されており、全体として非常…

不起訴処分告知書の交付請求手続(東京地方検察庁)

東京地方検察庁の場合、弁護人が不起訴処分告知書の交付を受けるには、 ①被疑者名、被疑罪名、及び、刑事訴訟法第259条に基づき不起訴処分告知書の交付を求める旨を記載した書面(不起訴処分告知書交付請求書)②弁護人選任届の写し③返信用封筒 を、担当検…

年度末の裁判所

裁判所も役所なので、年度替わりには裁判官の異動があります。 そのため、3月になると、「なんとしても年度内に事件を終わらせたい。」という裁判官の強い意志を感じることがしばしばあります。(実際に「年度内に事件を終わらせたいのでご協力お願いします…

事務所開設7周年

2023年2月1日、経堂綜合法律事務所は開設7周年を迎えました。 開設以来、多くのご相談・ご依頼をいただき、7年間、事務所を続けることができました。これもひとえに皆様のご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。 途中、新型コロナウイル…

記事掲載のお知らせ(連載 介護事故裁判例から学ぶ-よりよいサービスをめざして-)

公益財団法人全国有料老人ホーム協会の情報誌「協会通信」の「連載 介護事故裁判例から学ぶ-よりよいサービスをめざして-」に、以下の3つの記事が掲載されました。 ①第3回 ベッドからの転落と賠償責任-事故原因の把握と説明の重要性-東京地方裁判所令和…

2023年の業務を開始しました

本日(1月5日)より、2023年の事務所業務を開始いたしました。 昨年は、コロナ禍から徐々に日常生活を取り戻しつつある一方で、ウクライナ侵攻や円安による物価高など、私たちの生活を脅かす新たなリスクに晒され続けた一年でした。日本が「良い時代」…

令和3年・弁護士の所得金額(国税庁統計)

令和3年の所得金額 令和2年からの変動 コロナ禍の影響はみられず…? 所得50億円を超え100億円以下の層の出現 令和2年以前の所得金額はこちら 令和3年の所得金額 以下の表は,国税庁統計年報のうち,「2 申告所得税」の「2-3(4) 所得種類別(業…

新型コロナウイルス療養記④ー宿泊療養施設のアメニティ類ー

宿泊療養施設については、入所する施設毎に、入所にあたってのチェックリストとリーフレットが公開されています。 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/syukuhaku_junbi.html これらには最低限の情報しか書かれてい…

新型コロナウイルス療養記③ー宿泊療養中の食事ー

宿泊療養施設での食事については色々言われていますが、私が入った施設の食事はこんな感じでした。 2022年4月5日(火) 昼:牛丼とそばセット夜:とんかつ弁当 前日までは落ち着いて食事をできる状況ではなかったので、とても美味しく完食。 2022年4月6日(…